「さつまいもを温めていたら煙が出た」「トーストをレンジで温め直したら焦げて火が」── 電子レンジの発煙・発火は、機械の故障より“食品と加熱時間の組み合わせ”で起きることがほとんどです。シャープ公式の安全情報には、危ない食品と、万一のときの手順がはっきり書かれています。
加熱しすぎると燃えやすい食品
公式が名指しで注意しているのは次のものです。水分が少ない・油分が多い・量が少ない、のどれかに当てはまると温度が上がりすぎます。
- あんまん・パン(水分が少なく焦げやすい)
- いも類(さつまいも・じゃがいも。長時間の加熱で内部が炭化)
- 油のついたもの(バター付きトースト、フライ・揚げ物の温め直し)
- 少量のもの(量が少ないほど短時間で高温になる)
対策はシンプルで、加熱する食品の種類を確かめて、加熱時間を設定すること。「とりあえず3分」が事故のもとです。途中で様子を見る、短めに設定して足す、が基本です。
破裂するもの:卵・殻つきの木の実
- 生卵をそのまま加熱すると破裂して飛び散ります。電子レンジでゆで卵は作れません。卵は割りほぐしてから加熱してください。
- 殻つきの栗・ぎんなんなどの木の実も破裂します。殻に深い切れ目を入れるか、殻をむいてから。
庫内の汚れと「収納庫がわり」が火元になる
- 庫内(特に電波の出口カバーや底面)にこぼれた食品カスを残したまま使うと、そこに電波が集中して火花・発煙・発火の原因になります。ヒーター加熱で付着物が燃えることもあります。こまめに拭いてください(→ 庫内の汚れの落とし方)。
- 庫内を食品の収納庫として使わない。誤って加熱したり、強い外来ノイズでレンジが誤動作して庫内の食品が発煙した事例が公式に載っています。
もし庫内で火が出たら(公式の手順)
- ドアを開けない(空気が入って燃え広がります)
- ドアを閉めたまま運転を止める
- 電源プラグを抜く
- 火が消えてから、必ずお買いあげの販売店に点検を依頼する
一度でも庫内で発火したレンジは、見た目が無事でも内部が傷んでいることがあります。自己判断で使い続けないでください。
設置の2点も火災予防です
- 本体の天面は20cm以上あける(放熱のため。機種により異なるので取扱説明書も確認)
- アースを確実に接続する。アース工事について不明な点は販売店へ
よくある質問
Q. 焼きいもをレンジで作りたい。安全なやり方は?
A. 取扱説明書に「焼きいも」や「根菜」のメニューがあればそれを使い、手動なら短めに設定して様子を見ながら足すのが鉄則です。放置が一番危険です。
Q. 焦げ臭いだけで火は出ていない。使い続けていい?
A. 庫内に焦げ跡や黒い付着がないか確認し、あれば冷めてから拭き取ってください。マイカ板(電波の出口カバー)が焦げている場合は交換が必要です(→ 火花・バチバチ音の記事)。
Q. 密封パックの食品はそのまま温めていい?
A. 密封した容器や袋は自動あたためで加熱しないでください。センサーが蒸気を検知できず、加熱しすぎで発煙・発火の原因になります。袋の口を開けるか、表示の指示に従ってください。
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出典:シャープ「電子レンジ・オーブンレンジを安全にお使いいただくために」/シャープ 電子レンジ・オーブンレンジ 安全上のご注意(PDF)
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