シャープエアコンのリモコンの「ぶどうマーク」は何?|プラズマクラスターの入/切・ジージー音・電気代

シャープのエアコンのリモコンにある、小さな丸が房のように集まった「ぶどうマーク」。これはシャープのイオン技術「プラズマクラスター」のマークです。ただし、ボタンの働きは機種によって違い、イオンで送風する運転を始めるボタンの機種と、メニューでイオンの「入/切」を切り替えられる機種があります。押したら冷えなくなった、ジージー音が気になる、電気代は?――取扱説明書で確認できた内容をまとめます。

本体のランプがまぶしい・消したい場合は → 本体ランプを暗くする設定。本体のプラズマクラスターランプが点滅する場合は → ユニットランプ点滅は交換のサイン。全部のランプが点滅して動かない場合は → 全ランプ点滅の既知事象。この記事はリモコンの「ぶどうマーク」の意味と、イオンの入/切・音・電気代の解説です。
目次

ぶどうマーク=プラズマクラスター|ボタンの働きは機種で2通り

  • 「プラズマクラスター送風」を始めるボタン:例:AY-T22DH(T-DHシリーズ)の取扱説明書では、ぶどうマークのボタンを押すと、冷房も暖房もしない送風でプラズマクラスターイオンを出す運転になります。この機種は冷房・暖房などの運転中は常にイオンを放出していると書かれているので、冷暖房中にわざわざ押す必要はありません
  • 送風メニューを選ぶボタン+メニューで入/切:例:AY-U22E(U-Eシリーズ)では、ボタンを押すごとに「プラズマクラスター送風」「部屋干し」「部屋消臭」を選びます。AC-N22ATC では「消臭 空気浄化」と書かれたボタンで「プラズマクラスター7000/25000」「部屋干し」「スポット消臭」を選びます。どちらも冷暖房中のイオンはお買いあげ時「入」で、リモコンの「メニュー」から変更できます

リモコンの表示部にも同じぶどうマークが出る機種が多く、イオンに関係する運転・設定の目印になっています(表示のしかたは機種により異なります)。

なぜ「ぶどう」の形?エアコン以外の家電にも付いています

シャープ公式によると、「クラスター」は英語で「ブドウの房」という意味です。プラズマ放電でつくられたイオンが水分子に囲まれた様子がブドウの房に似ていることから「プラズマクラスター」と名付けられ、ロゴマークもその様子をイメージしてデザインされています。

そのため、ぶどうマークはエアコンだけのものではありません。公式サイトの「プラズマクラスター搭載商品」には、空気清浄機・除菌脱臭機・イオン発生機・洗濯機・冷蔵庫・サーキュレーター/扇風機・ふとん乾燥機・加湿器・セラミックファンヒーター・除湿機・美容家電なども並んでいます。

空気清浄機のプラズマクラスターイオンランプ

空気清浄機も、イオンの「入/切」を切り替えられる機種があります。例:KI-HS40・FU-W40では、運転中に「風量」ボタンを3秒以上長押しで切り替わり、「切」ではランプが消えます。ランプが点かない時は、イオン「切」、モニターの消灯設定、風量「おやすみ」、ユニットのお手入れ・交換のお知らせを確認します(KI-HS40の例)。操作は機種により異なります。→ 空気清浄機の赤いランプの見分け方

「押したら冷えなくなった」「温度が変えられない」とき

プラズマクラスター送風は冷やしたり暖めたりしない運転で、取扱説明書でもプラズマクラスター送風のときは温度を変更できないとされています。冷房や暖房の運転中にぶどうマークのボタンを押すと、機種によってはこの送風運転に切り替わるため、「急に冷えなくなった」「温度ボタンが効かない」と感じることがあります。リモコンの表示に「冷房」「暖房」などの文字が出ているか確認し、使いたい運転のボタン(冷房・除湿・暖房など)を押し直してください。

冷暖房中のイオンを「切」にする方法(メニューで設定する機種の例)

例:AC-N22ATC の取扱説明書では、次の手順です。

  1. リモコンのカバーを開け、「メニュー」を押して、ぶどうマーク(プラズマクラスター)の項目を選ぶ
  2. 「∧」「∨」で「入」か「切」を選ぶ
  3. エアコンに向けて「決定」を押す(「ピッ」と鳴れば設定完了)

「切」にすると、お気に入りエコ自動・冷房・除湿・暖房・サーキュレーター運転と一緒にイオンを出す動作をしなくなります。古い機種でも、例:AY-D22DH の取扱説明書に「お買いあげ時はイオン『入』で運転し、入/切は『メニュー』ボタンで変更できる」とあります。一方、T-DHシリーズの取扱説明書には「運転中は常に放出」とあり、入/切の設定は見当たりませんでした。切れるかどうかは機種しだいなので、取扱説明書の「お買いあげ時の設定を変更する」などのページで確認してください。

「ジージー」「チッチッ」という音は故障?

AY-T22DH・AY-U22E・AC-N22ATC などの取扱説明書の「よくあるご質問」では、「ジージージー」「チッチッチッ」という音はプラズマクラスターイオンが発生するときの音と説明されています。

  • 音は使用環境や運転内容によって大きくなったり、聞こえにくくなったりするが、イオンの効果は同じ
  • イオン発生ユニットの電極部をお手入れすると、音が軽くなる場合がある(U-Eシリーズ・AC-N22ATC など)。お手入れは6カ月に1回が目安と案内されている機種もあります
  • どうしても気になる場合は、プラズマクラスターを「切」に設定することもできる(切り替えできる機種)。AY-D22DH の取扱説明書では、睡眠時など気になる場合は「切」に、とされています
  • イオンと同時に発生するオゾンがにおうことがあるが、ごくわずかで健康上の問題はない(AY-D22DH)

「カタカタ」「ガタガタ」など明らかに違う音は、別の原因の可能性があります(→ エアコンの異音は故障?正常?)。運転を止めたあとも動いているのは、内部清浄などのことが多いです(→ 勝手に動く「内部清浄」運転)。

電気代はどのくらい?

取扱説明書に載っている、プラズマクラスター送風(冷暖房なしの単独運転)の電気代の目安は次のとおりです。

  • AC-N22ATC:約0.5円/時間(プラズマクラスター25000・風量「弱」時、電力料金目安単価27円/kWh〈税込〉で算出)
  • AY-U22E:約0.6円/時間(風量「自動」時、31円/kWh〈税込〉で算出)
  • AY-D22DH:約0.5円/時間(風量自動時、22円/kWh〈税込〉で算出)

いずれも冷房・暖房をしない送風での目安です。冷房・暖房中にイオンを「入」にしている分の電気代は、当店で確認した取扱説明書には個別の記載がありませんでした。エアコン全体の節電は → 公式の節約ワザ5つ

本体のプラズマクラスターランプが点滅するとき

リモコンではなく本体側のランプが点滅するときは、お手入れや交換のお知らせのことがあります。例:AC-N22ATC では、運転開始時に青いランプが10回点滅して消えるのはイオン発生ユニットの交換サイン(交換の目安は約17,500時間)で、約19,000時間を超えるとイオンの発生が止まるとされています。同じ機種の水色の点滅は、ダストボックスのお手入れサインです。ランプの色や意味は機種で違うので、見分け方は → プラズマクラスターのユニットランプ点滅

💡イオンが出にくくなる使い方:取扱説明書では、エアコンの近くでヘアケア商品・化粧品・制汗剤・防水スプレー・ガラスクリーナーなど、フッ素樹脂やシリコーンを含むものを使わないよう注意しています。本体内部に付着して、イオンが発生しなくなることがあるためです。

関連コラム

エアコンのランプがまぶしい時の設定/プラズマクラスターのユニットランプ点滅/全ランプ点滅・電源が入らない/エアコンのお手入れランプが点滅する時/勝手に動く「内部清浄」運転

この記事について
本記事は、シャープ AC-N22ATC(N-ATCシリーズ)・AY-U22E(U-Eシリーズ)・AY-T22DH(T-DHシリーズ)・AY-D22DH の取扱説明書(各部のなまえ、プラズマクラスター運転、お買いあげ時の設定を変更する、よくあるご質問、お手入れ)を当店で確認のうえ執筆しています。「ぶどうマーク」はお客様の呼び方で、公式の名称はプラズマクラスターです。ボタンの名前・働き・入/切の可否・電気代の目安は機種により異なります。

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