FAXを送ろうとしたら「ツウシンエラー」と番号が出て送れない、相手からのFAXが届かない――。番号の意味を調べたくなりますが、シャープの取扱説明書ではこの番号はサービス担当者が通信状況などを確認するためのものとされ、お客様向けの番号一覧は公開されていません。実は、番号よりも「送れないのか・受けられないのか」「特定の相手だけか」で確認する場所が決まります。公式の情報で確認できた範囲で整理します。
「ツウシンエラー(1〜15)」の番号は何を意味する?
例:UX-D19CL・UX-AF90CL の取扱説明書のエラー表示一覧では、「ツウシンエラー(1〜15)」(音声で「通信エラーがありました」と知らせる機種もあります)が出たときの対処は、次のように書かれています。
- 相手の方に確認のうえ、もう一度送るか、相手の方から送り直してもらう
- 1〜15の番号は、サービス担当者が通信状況などを確認するためのもの。頻繁に起こるときはメーカーの相談窓口へ
つまり、ほとんどの番号はご家庭で意味を読み解く前提になっていません。ただしシャープの故障診断ナビでは、次の2つだけは原因と対処が示されています(例:UX-AF90CL)。
- 通信エラー2:原稿送りローラーが正しく取り付けられているかを確認し、原稿送りローラー・原稿給紙ローラーのお手入れをする
- 通信エラー7:原稿を誤って記録紙のセット位置などに入れていないかを確認し、正しい位置にセットし直す
どちらも「原稿がうまく読み込めない」ことが原因です。インクリボン交換のときに外した原稿送りローラーの付け忘れ・付け間違いにも注意してください。取扱説明書では、取り付けが不完全なまま操作パネルを閉めると親機の破損の原因になる、はずしたままではコピーやFAX送信ができない、とされています。なくしてしまった場合、公式の故障診断ナビでは販売店で買い求めるよう案内しています。
送れないとき|まず「特定の相手だけか」を確認
故障診断ナビでは、診断の最初に「特定の相手にだけ送れないのか」を確かめるよう案内しています。特定の相手だけなら、こちらの故障ではなく相手側の機械や回線の問題の可能性があります。
- 相手のFAXが受けられる状態か:記録紙切れ・インクリボン切れ・受信メモリーがいっぱい、FAXを自動で受けない留守番電話、など。相手の方に確認してもらいます
- 非通知で送っていないか:相手が「非通知お断り」を設定していると届きません。番号の前に「186」を付けて送ります
- 「オウトウ ナシ」と出る:相手のFAXが受信に切り替わらなかったときの表示です。受話器を取って相手に電話をかけ、FAXの「ピー」という音を確かめてからスタートを押す手動送信を試します(相手が電話に出たら、FAXのスタートを押してもらいます)
- 原稿のセット:送る面の向き(UX-D19CLでは裏向き)、原稿送りローラーの取り付けを確認。相手に届いた画像が汚い時は、原稿送りローラーや読み取り部(ガラス)の汚れも確認
受信できないとき|メモリーと呼出回数を確認
- 受信メモリーがいっぱい:メモリーに受ける設定では、いっぱいだと受信できません。例:UX-D90CL の取扱説明書では、受信の途中でメモリーがいっぱいになると受信が止まり、通信エラーになるとされています。受信済みFAXの印刷・消去と、不要な録音の消去を(録音と受信で同じメモリーを使う機種があります)
- 記録紙に直接印刷する設定:インクリボンや記録紙が切れていると受信できません
- 呼出音の回数:故障診断ナビでは、着信音の回数を7回以上にすると、相手が自動送信したときなどにFAXに切り替わらないことがあるため、6回以下に設定するよう案内しています
- 留守設定で受けるとき:「応答メッセージ待ち時間」などが短いと受信できないことがあります(UX-D19CLの例)
- 非通知の相手:こちらで「非通知お断り」を設定していると、非通知のFAXは受けられません。相手に「186」を付けて送ってもらいます
それでも直らないとき|リセットと回線の確認
- 親機のリセット:故障診断ナビでは、親機の電源コードを抜き、約30秒後に差し込むよう案内しています。日付・時刻や、メモリーに残っている受信データが消える機種があるので、受信データは印刷してから行います
- 光電話・IP電話をお使いの場合:回線のノイズなどの影響で送受信できないことがあるため、契約している通信会社に回線の状況を確認します。回線種別(プッシュ/ダイヤル)の設定がご契約と合っているかも確認を(UX-D19CL取扱説明書)
💡画面の表示も手がかりに:例:UX-D19CL では、「メモリー フソク」(メモリー不足)、「キロクシ ナシ」「キロクシ ヅマリ」(記録紙)、「ゲンコウ ヅマリ」(原稿つまり)、「ヘッドガコウオン」(長時間の連続印刷で過熱を防ぐ機能が働いている。しばらく待つ)、「ウシロカバーアイテマス」などが表示されます。表示の文言は機種により異なります。
修理はどうなる?|メーカーの修理対応は終了と案内されています
ここは大事な点です。当店で2026年9月に確認したところ、シャープの故障診断ナビ(ファクシミリ)の診断結果ページには、「ファクシミリの販売および修理サービス対応は終了いたしました」と表示されています。シャープの修理概算料金のページも、「電話機・ファクシミリ」の区分に載っているのは電話機だけでした。
シャープは2015年に、ファクシミリ・電話機の修理サービス対応期間を「補修用性能部品の保有期間+2年」とするお知らせを出しています。ファクシミリの補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後5年です(保有期間の一覧)。
- 消耗品・付属品で直るもの(インクリボン、記録紙、原稿送りローラーの付け直し・お手入れ、メモリーの整理)は、まずそこから
- 本体の故障が疑われるときは、販売店の延長保証に入っていれば販売店へ。それ以外は、FAX機能が今後も必要かどうかも含めて、買い替えを考える段階です
ご相談の際は、型番(UX-で始まる形名)、表示されるメッセージと番号、送れないのか受けられないのか・特定の相手だけかを添えてください。インクリボンなど消耗品の選び方や、部品が手に入るかどうかをお調べします。
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本記事は、UX-D19CL/UX-AF90CL/UX-D90CL の取扱説明書、シャープ公式の故障診断ナビ(ファクシミリ「ファクス送信ができない」「ファクス受信ができない」)、シャープ「ファクシミリ・電話機の修理サービス対応期間について」(2015年11月)、補修用性能部品の保有期間、修理概算料金のページ(いずれも2026年9月確認)を当店で確認のうえ執筆しています。表示の文言・設定の名称・操作手順は機種により異なります。通信エラーの番号の意味は、公式に示されている「2」「7」以外は公開されていません。
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修理部門で約20年の経験を積んだスタッフが、型番の調べ方から部品選びまでお答えします(24時間以内に返信)。



