洗濯機の上のほうが割れていたり、こすれて溶けた跡があったり。故障かと思いきや、実は洗い方が原因だった——メーカーが修理店向けに注意をうながしている事例です。
この記事は洗濯物の飛び出しなどによる損傷の事例を紹介するもので、同じ症状の原因がすべて同じとは限りません。焦げたにおい、煙、部品の損傷がある場合は、使い続けず点検をご相談ください。保証の扱いや修理費用は、原因の確認後に販売店・メーカーへご確認ください。

事例①:飛び出した洗濯物で「上面板」が割れる(QRS429)
全自動洗濯機ES-GE系などで、裏のパネルを外すと上面板(本体の上の板)が壊れていた事例です。
- 原因:洗い方の誤解で洗濯物が槽から飛び出し、脱水の回転で振り回されて、本体の中にある安全スイッチのレバーに当たり、その取り付け部分(上面板側)が折れる
- 直し方:上面板の交換(希望小売価格 5,200円・税抜)。保証の対象外です
- 予防:洗濯物のサイズと洗濯表示を確認し、容量を守り、衣類に合ったコースで洗う。大型の毛布は大型毛布用の丸形ネット(流通コード 2109310018)を使う
資料の対象はES-GE45R、ES-GE5A〜GE6G、ES-G4E3〜G4E7、ES-G5E5、ES-G55SC〜G55UC、ES-GA4B・GA5Bなど、ES-GE系の全自動洗濯機の多くの機種です。
事例②:浮き上がった洗濯物がこすれて、溶ける・焦げる(QRS400)
洗濯や乾燥のあとに、次のような状態になっていた事例です。
- 洗濯槽の上の部分が傷んでいる
- 焦げたにおいがする、煙が出た
- 槽のふちのパッキンやリング、カバー、上面板にこすれて溶けた・焼けた跡がある
原因は、洗濯表示や取扱説明書の確認不足で洗濯物が水に浮き上がり、脱水の時に本体にこすれることです。最近は毛布やマットなど大物を家で洗う機会が増え、こうした損傷が目立つとのことです。資料の対象はES-PW11F代をはじめ、ほかの全自動洗濯機・洗濯乾燥機も含まれます。
資料には、使い方の誤りによる洗濯物や洗濯機の損傷は保証の対象外で、修理費用はお客様の負担になると書かれています(2021年度モデルからは取扱説明書にも明記)。
焦げたにおいや煙などの異常があるときは運転を止め、乾いた手で電源プラグ本体を持って抜き、販売店に点検・修理をご相談ください。再運転や自己分解はしないでください。

防ぐために

- 洗う前に洗濯表示を見て、洗濯機で洗えるもの・乾燥できるものか確かめる
- 取扱説明書の「洗えないもの」「大物の洗い方」を確認する(防水性のものなどは浮き上がりやすく、洗えないものの代表です)
- 容量を守る(洗濯物の入れすぎは何kgから?)
- 毛布などの大物は、本体の説明書で洗えるサイズ・重さ、コース、必要な別売品を確認する。大型毛布用丸形ネットまたは洗濯キャップなどの指定は機種・洗濯物で異なり、洗濯キャップを使用できない機種もあります。
シャープの公式サイトの動画「洗濯機の上手な使い方(洗濯量編・大物洗濯編)」も参考になります。
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