AQUOSの画面に縦の線(縦線・縦筋)が入った――。1本だけ細く入る、色つき(緑・赤・青)の線が消えない、何本も並んで映像が乱れる。突然のことで驚きますが、線の出方で原因のあたりが付けられます。修理のプロの目線で、切り分けの順番と対処を解説します。


参考:SHARP公式 AQUOS故障診断ナビ「画面に線が入る」/製品画像:SHARP公式 AQUOS HN2ライン(縦線は症状説明用のイメージです)
先に大事な区別|「横線」とは原因の系統が違います
画面の線トラブルは「縦」と「横」で疑う場所が変わります。横線(横筋)が上下から広がってくる症状は、特定の55V型でメーカーが資料化している既知の不具合があります → 横線・横筋の解説はこちら。この記事は縦線の場合の解説です。
切り分けの順番(修理を呼ぶ前に)
① 本体リセット
本体の電源ボタンを5秒以上長押しして切り、約1分置いて入れ直します。一時的な処理の乱れならこれで消えます。
② 「どの画面でも」出るかを確認する
ここが一番の分かれ目です。
- 放送・HDMI入力・ホーム画面・番組表・設定画面のすべてで、同じ位置に線が出る → 液晶パネルまわりの不具合の可能性が高い
- 特定の入力・特定の機器のときだけ出る → その機器やHDMIケーブルが原因。ケーブルを差し直す・別のケーブルや別のHDMI端子で試す
- 放送だけで出る・ノイズっぽくチラつく → アンテナ・電波系。アンテナ線の緩みを確認(映らない時の確認4つも参考に)
③ 線の様子を観察する
- 1本〜数本の細い線が常に同じ位置:液晶パネルの画素列・駆動系のトラブルが典型です。設定では直りません
- 出たり消えたりする・軽く触ると変わる:内部の接続(フレキシブルケーブル等)の接触が疑われます。悪化しやすいので早めの相談を
- 画面全体が乱れて縦にも横にも走る:基板・電源系を含めた診断が必要です
残念ながら「自分で直せる縦線」は多くありません
①②で消えなかった縦線は、パネルか内部接続の物理的なトラブルであることが大半で、設定変更・初期化では直りません。また、本体を開けての作業は感電・破損の危険があるためご家庭では行わないでください。
修理か、買い替えか
液晶パネルの交換は部品としては高額になりやすく、年式とサイズによっては買い替えのほうが合理的なこともあります。判断材料として、
- 保証:メーカー保証(1年)や販売店の長期保証の期間内なら、まず保証で相談
- 年式:本体背面のラベルの型番と製造年を確認(型番の調べ方)
- サイズ選び:買い替えるなら 「画面の高さ×1.5倍」の公式目安 を参考に
「いつから・どの画面で・何本・何色の線か」と型番を添えてご相談いただければ、修理相談の窓口や既知事象の有無をお調べします。
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本記事は一般的な切り分け手順をまとめたものです。縦線について機種を特定した公開資料は現時点で確認していません(横線・横筋は別です→上記リンク)。症状は機種・年式により異なりますので、個別の診断は型番を添えてご相談ください。
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