プラズマクラスタードライヤーのランプが交互に点滅して止まった、風が弱くなった、温風が急に冷たくなる――。シャープの取扱説明書を確認すると、こうした症状でまず確かめるよう案内されているのは「吸込口・吹出口のほこり」です。ほこりで風量が落ちると、本体を守る安全装置が働くためです。一方で、電源コードまわりの異常はすぐに使用をやめるべきサイン。見分け方を順に解説します。
まず結論|症状を3つに分ける
- 風が弱い・風が熱い・温風がときどき冷風になる → 吸込口・吹出口のほこりを取る(お手入れで戻ることが多い)
- ランプが点滅して止まる → エラー表示。電源プラグを抜いて差し直し、くり返すなら相談
- コードを曲げると付いたり消えたりする・コードやプラグが異常に熱い・コゲ臭い → ただちに使用中止
ランプ点滅の意味|機種によって組み合わせが違います
点滅のパターンは機種ごとに異なります。当店で取扱説明書を確認した2機種の例です。
例:IB-NP9(2021年発売)の場合
- 「HOT・WARM・SCALP」が交互に点滅、または「COLD・BEAUTY」が交互に点滅:エラー表示です。電源プラグを抜いて差し直し、もう一度運転します。くり返しエラーになる時は使用を中止し、販売店へ相談
- 「COLD」が2回点滅:故障ではなく「ボタン操作無効」のお知らせ。COLDモード中はMODEボタン・BEAUTYボタンでモードを切り替えられません。COLDボタンを押してCOLDモードを解除してから選び直します
例:IB-WX3(ドレープフロードライヤー)の場合
- 温度/風量ランプ(赤・青・緑のいずれか)と4つのモードランプ(白)が点滅:本体または電源環境によるエラー。吸込口のほこりや汚れを取り除いてから電源プラグを抜いて差し直し、再運転します。くり返す時は使用中止・相談
- 「SENSING」と温度/風量ランプ(紫)が点滅:プラグを差し直して再運転。くり返す時は「SENSING」以外のモードで使うよう案内されています
- 温度/風量ランプや「HOT」が点滅:ボタン操作のエラー。ジェントルモード中はボタン操作が制限されるため、風量ボタンを約2秒長押ししてジェントルモードを終えます
お使いの機種の意味は、取扱説明書の「こんなときは?」で確認できます。型番は本体の表示で確認してください(型番の調べ方)。
風が弱い・止まる時は「吸込口」のお手入れ
例:IB-NP9 の取扱説明書では、吹出口・吸込口は1カ月に1回以上こまめにお手入れとされ、「ほこりが付着すると風量が落ちる原因になり、安全装置が働くことがある」と書かれています。IB-WX3 の取扱説明書には、安全装置がひんぱんに働くと故障の原因になる場合がある、という注意もあります。
- やり方:風量スイッチを「OFF」にして電源プラグを抜き、本体が冷めてから。ほこりは市販のブラシやティッシュでやさしく取り、取れにくい時は掃除機で吸い取ります
- 吸込口は強くこすらない:網の部分が破損する原因になります
- 持ち方にも注意:シャープのFAQでは、吸込口を手でふさぐように持つと風量が落ちて過熱防止機能が働き、一時的に温風が出なくなることがあるとしています。ハンドル部分を持って使ってください
- 冬は温風がぬるく感じやすい:周りの空気を温めて出す仕組みのため、室温が低いと温風も低めになります。FAQでは、室温25℃程度の部屋で1分ほど運転して温風が出れば正常としています
- 温風と冷風が交互に出る:BEAUTYモードは温風と冷風をくり返す運転なので異常ではありません(IB-NP9の例)
IB-WX3 の「SENSING」モードで温風が出ない・温冷が切り替わる場合は、距離センサー部の汚れも確認するよう案内されています。
プラズマクラスターのユニットは交換不要|2カ月に1回のお手入れを
空気清浄機などには「ユニット交換ランプ」がありますが(空気清浄機などのユニット交換の話)、シャープのFAQではドライヤーのプラズマクラスターイオン発生ユニットは交換不要とされています。ただし電極部が汚れると効果が薄れるため、スタイリング剤などシリコン系のスプレーを使う方は2カ月に1回以上のお手入れがすすめられています。IB-NP9 では吹出口下部の清掃穴に付属のユニット清掃ブラシを差し込んで汚れを落とします。綿棒などは使わないよう注意書きがあります。
電源コードの異常は「すぐ使用中止」
ここは自己判断で使い続けないでください。IB-NP9 の取扱説明書とシャープのFAQでは、次の場合はただちに使用を中止し、販売店へ相談するよう案内しています。
- 電源コードを折り曲げたり回したりすると、付いたり消えたりする
- 電源プラグや電源コードの一部が異常に熱い
- 風が出ない、または出たり出なかったりする
- 本体や温風が異常に熱い、本体が部分的に変形している、吹出口の中が真っ赤になる
- 異常な音・振動・コゲ臭いにおいがする
予防として、取扱説明書ではコードを本体に巻き付けて収納しない、コードの根元の保護部分(コードプロテクター)に無理な力をかけない、ねじれたまま使わない、延長コードやタコ足配線を使わない、といった使い方が求められています。コードの根元は、乾かしながら手首を返すたびに曲がる場所です。使い終わったら付属のコードバンドなどでゆるくまとめてください。本体を開けての部品交換になるため、ご家庭での分解はおすすめしません。
なお「使っていると電源が切れる」場合、FAQでは同じコンセントで他の製品が使えるか(コンセントやブレーカーの問題でないか)をまず確認し、延長コードではなく壁のコンセントに直接差すよう案内しています。
修理・相談の目安
- 保証期間:IB-NP9 の例では、お買いあげの日から1年間(持込修理)
- 部品の保有期間:シャープ公式では、プラズマクラスターヘアドライヤーの補修用性能部品は2019年8月までに発売の製品は6年、2019年9月以降の発売は5年(いずれも製造打ち切りから)。詳しくは 補修用性能部品の保有期間 一覧
- ご相談時に添えていただきたいこと:型番、どのランプがどう点滅するか(写真や動画があると確実)、お手入れ後も続くか、いつからか
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本記事は、シャープのプラズマクラスタードライヤー IB-NP9・IB-WX3 の取扱説明書、シャープ公式のよくあるご質問(Q&A番号233590・181138・208315・176825・176826・176976・233571)、補修用性能部品の保有期間(シャープ公式)を当店で確認のうえ執筆しています。ランプの表示パターン、モード名、お手入れ方法は機種により異なります。電源コードに異常がある時は使用を中止し、販売店へご相談ください。
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