シャープ洗濯機の「C」エラー一覧(C01・C05・C13・C24・C33など)|入れ直しで様子を見るか修理相談か

洗濯機の表示部に「C」で始まる番号(C01、C05、C13、C33など)が出て止まってしまった――。Eで始まる表示(給水・排水・ふたなど)やUで始まる表示(フィルターのお手入れなど)と違い、Cの表示は「本体の部品やセンサー、制御まわりに異常を検知した」というお知らせであることがほとんどです。とはいえ、すぐに修理とは限りません。まずは電源プラグの抜き差しで様子を見て、同じ表示が繰り返すなら修理相談、が基本の流れです。メーカーのサービス資料と取扱説明書をもとに、ドラム式・タテ型それぞれのCの意味を、修理のプロの目線でかみ砕いてご説明します。

E1・E3・E4・U4などのEやUで始まる表示は → エラー表示一覧(E・U系)/ドラム式のドアが開かない(E02・E21)は → ドアが開かない時の解除手順/表示が出ずに電源が落ちる・入らない場合は → 電源が入らない・途中で切れる。この記事は「C」で始まる表示の解説です。
目次

まず結論|Cの表示が出たら、この順番で

洗濯機にC表示が出たときの確認手順。番号と工程を記録し、機種の取扱説明書を確認。一般的な抜き差しは約1分、C05・C5は電源を切って約10分、C22は吸気・排気フィルターを手入れ。同じ表示の再発や水漏れ・焦げ臭・異音があれば使用を中止して相談。
機種ごとの取扱説明書を優先してください。出典:シャープ公式Q&A(基本の対処・C05/C5・C22)。(画像を押すと拡大できます)
  1. 表示をメモする:番号と、どの工程(洗い・すすぎ・脱水・乾燥)で出たかを控えておきます。スマホで写真を撮っておくのが確実です
  2. 電源プラグを抜いて1分ほど待ち、差し込み直す:シャープ公式Q&Aでも、一部を除く「Cと数字」の表示は、プラグを抜いて1分ほどしてから差し込み直すよう案内されています
  3. 同じ表示がまた出たら使用をやめる:故障のおそれがあるため、水栓を閉じて電源プラグを抜き、点検・修理を相談してください

メーカーのサービス資料を見ると、Cの表示の中には「一度目は電源を落として様子を見て、電源を入れ直して同じ状態がもう一度起きたときに初めて表示する」という仕組みのものもあります。一度だけ出て、入れ直したあとは出ないなら、外からの電気的なノイズなど一時的な原因だった可能性もあり、そのまま使えるケースもあります。繰り返すかどうかが、修理が必要かの分かれ目です。

💡ドラム式の「乾燥だけのC」は、洗濯には使えることがあります:例:ES-12X1・ES-8XS1の取扱説明書では、「C10〜C12」「C25」「C33〜C44」は乾燥に関する表示とされ、電源を入れ直せば洗濯運転(洗い〜脱水)には使えると書かれています。ただし乾燥中にまた同じ表示が出るなら故障のおそれがあります。修理までのあいだ、洗濯だけ使って部屋干しでしのぐ、という応急の使い方ができます(範囲は機種により異なります)。

ドラム式のC表示一覧(例:ES-12X1)

当店で確認したメーカーのサービス資料(ES-12X1のエラーコードリスト)をもとに、お客様向けにかみ砕いた一覧です。同じ番号でも機種によって意味が違うことがありますので、正確にはお使いの機種の取扱説明書もあわせてご覧ください。

表示 何の異常? まずできること
C01 操作パネル側と本体側の制御基板のあいだの通信の異常 プラグの抜き差し。繰り返すなら相談
C02 水の量を測る水位センサーの異常 プラグの抜き差し。一度きりなら様子見
C04 水位が上がりすぎた(あふれ防止) 水栓を閉め、プラグを抜いて相談
C10〜C12 乾燥の空気の温度などを測るセンサーの異常 入れ直せば洗濯は可。乾燥で再発なら相談
C13 電源スイッチの異常(電源を切った直後にボタンを押し続けた場合なども) プラグの抜き差し。ボタンが戻らないなら相談
C14 モーターの回転を見るセンサーの異常 プラグの抜き差し。繰り返すなら相談
C20 泡の量を見る泡センサーの異常 プラグの抜き差し。繰り返すなら相談
C23 ヒーターの電気を入り切りする回路部品の異常 相談
C24 脱水の振動を測る加速度センサーの異常 プラグの抜き差し。脱水で再発なら相談
C25 乾燥用のファンモーターの異常 入れ直せば洗濯は可。乾燥で再発なら相談
C32 本体とヒートポンプ(乾燥ユニット)の通信の異常 プラグの抜き差し。繰り返すなら相談
C33 乾燥で出た水(除湿水)を排水する動作の異常 入れ直せば洗濯は可。下の「既知の事例」も確認
C34〜C37 ヒートポンプ内の温度センサーの異常 入れ直せば洗濯は可。乾燥で再発なら相談
C40・C41 ヒートポンプの冷媒(熱を運ぶガス)の流れの異常・漏れの疑い 入れ直せば洗濯は可。乾燥で再発なら相談
C43・C44 ヒートポンプやモーターを動かす駆動回路の異常 相談

C01の推定原因には、配線のつなぎ目の接触不良のほか、電源まわりの連続したノイズも挙げられています。電源の環境が関係するケースは → 電源が入らない・途中で切れる でも解説しています。

C24(加速度センサー)の故障と診断された場合、機種によっては加速度センサー回路の交換で直ります。当店では一部機種用の 純正 加速度センサ回路(2106840896) を扱っています。適合する機種が限られますので、ご注文前に型番をお知らせください。

既知の事例1|ES-12X1・ES-12P1の「C33」

ES-12X1・ES-12P1の一部製造番号で報告されたC33の原因を示す模式図。本体内部のパイプが折れて水の通り道が狭くなり、排水できずC33が出る事例。家庭では分解せず、型番と製造番号を伝えて修理相談。
原因を説明する模式図です。実際の部品形状・配置や交換手順は示していません。すべてのC33がこの原因とは限りません。出典:シャープ サービスインフォメーションQRS-521(2026年4月22日発行、当店確認)。(画像を押すと拡大できます)

ES-12X1・ES-12P1では、洗濯〜乾燥運転でC33(排水動作)が出る事例が、メーカーのサービス資料(サービスインフォメーションQRS-521・2026年4月発行)にまとめられています。

  • 原因:乾燥で出た水を排水するポンプにつながる細いパイプが本体内で折れ曲がり、水を流せなくなることがある、と説明されています
  • メーカーの対応:長さを見直した新しいパイプ部品への交換。パイプに折れがないのにC33が出る場合は、排水の動作そのものを点検します
  • 対象:ES-12X1(WL/WR/HL/HR)とES-12P1(WL/WR)の一部の製造番号

本体内部の部品のため、ご家庭での分解はおすすめしません。対象かどうかは型番と製造番号でお調べできます(製造番号は型番と同じラベルに記載されています → 型番の調べ方)。なお公式Q&Aでは、C33は乾燥中にヒートポンプユニット内の異常を検知したときの表示とされています。

既知の事例2|タテ型ES-PW11D系の「C01」と、電源が落ちる症状

タテ型ES-PW11D系などの対象機種で、内部配線の接触不良からC01停止、運転中の電源切れ、表示の点滅や消灯が起こる関係を示す模式図。対象機種か型番で確認し、家庭では分解しない。
原因と症状の関係を示す模式図です。実際の部品形状・配置ではありません。すべてのC01・電源切れがこの原因とは限りません。出典:シャープ サービスインフォメーションQRS-524(2026年5月7日発行、当店確認)。(画像を押すと拡大できます)

タテ型の洗濯乾燥機ES-PW11D系では、「C01」が出たまま止まる、運転中に電源が落ちる、表示部全体が点滅する・消える、という症状がときどき起きる事例が、メーカーのサービス資料(サービスインフォメーションQRS-524・2026年5月発行)にまとめられています。

  • 原因:ふた(上蓋)の中の配線のつなぎ目(コネクター)が、設置環境や使い方によって接触不良になることがある、と説明されています
  • メーカーの対応:つなぎ目の差し込み状態の点検と、抜けにくくするための部品の追加
  • 対象:ES-PW11D・ES-PW10D・ES-PW8D・ES-PT10D、ES-PW11E・ES-PW10E・ES-PW8E、ES-PW11F・ES-PT10F、ES-PW11G・ES-PW8G・ES-PT10G(型番の末尾の色記号を除いて表記)

C01は、この資料の症状ではプラグを抜くまで表示が消えません。「エラーが出ていないのに急に電源が落ちる」ことも同じ事例に含まれるのがポイントです。

タテ型のC表示(例:ES-PW11K・ES-GV10L)

タテ型は、乾燥機能の有無で出る表示が変わります。古い機種や一部の機種では「C5」「C2」のような1桁表示です。当店で確認したメーカーのサービス資料(ES-PW11K・ES-GV10Lの異常表示)をもとにまとめます。

表示 何の異常? まずできること
C01 操作側と本体側の制御基板の通信の異常 プラグの抜き差し。上の既知の事例も確認
C02/C2 水位センサーの異常 プラグの抜き差し。繰り返すなら相談
C05/C5 脱水で洗濯槽が正しく回らない・回転を検知できない 公式:電源を切り、10分ほど置いてから運転し直す
C10・C11 乾燥用の温度センサーの異常(洗濯乾燥機) プラグの抜き差し。繰り返すなら相談
C13 電源スイッチの異常 電源を切った直後にボタンを押し続けていないか確認
C21・C22 乾燥用ヒーターの電流・温度の異常(洗濯乾燥機) C22は公式:吸気・排気フィルターを掃除
C23 ヒーターを入り切りする回路部品の異常 相談
C25 乾燥用ファンモーターの異常 プラグの抜き差し。繰り返すなら相談
C28 洗濯槽を回すモーターの電圧の異常 プラグの抜き差し。繰り返すなら相談

自分で解決できることがあるC表示

  • C13(電源スイッチ):サービス資料では、電源を切った直後に電源ボタンを押し続けると、危険防止のためC13になるとされています。電源を切ったら、切れたときのブザー音が鳴り終わってから(数秒待ってから)入れ直してください。ボタンが押し込まれたまま戻らない場合は故障です
  • C22(ヒーター温度):公式Q&Aでは、吸気フィルターなどの詰まりでヒーターの温度が上がりすぎたときの表示とされています。電源を入れ直し、吸気フィルターと排気フィルターをお手入れしてください。掃除しても出るなら故障のおそれがあります
  • C05(脱水回転):公式の案内どおり、電源を切って10分ほど置いてから運転し直します。サービス資料の点検項目には排水の動作も含まれているので、念のため排水ホースのつぶれや排水口の詰まりも確認しておくと安心です。なお、脱水の途中で水が入ってかき混ぜ直すのは、片寄りを直す「自動修正運転」のことがあります → 自動修正運転は故障ではありません

修理相談が必要なサイン

  • プラグの抜き差しをしても、同じCの表示が繰り返し出る
  • C04(あふれ防止)が出た、水が止まらない:水栓を閉じ、プラグを抜いてからご相談ください(→ 給水が止まらない時の確認)
  • C23・C43・C44など、回路部品の異常を示すものが出た
  • 焦げたようなにおい・異音・水漏れをともなう:すぐに使用を中止してください

Cの表示の多くは、センサーや基板、配線など本体内部の部品が関わります。感電や水漏れの危険があるため、ご家庭での分解はおすすめしません。

相談の目安|伝えていただきたいこと

  • 型番と製造番号(既知の事例に当てはまるかを調べられます)
  • 表示された番号と、出た工程(洗い・すすぎ・脱水・乾燥)
  • 頻度(毎回か、ときどきか)と、プラグの抜き差しで消えたかどうか

「C24、脱水の最初で毎回。抜き差しすると一度は動く」のように伝えていただくと、見立てが早くなります。部品のお取り寄せは → 純正部品の取り寄せ方法

関連コラム

エラー表示一覧(E・U系)/電源が入らない・途中で切れる/給水が止まらない・水位がおかしい/脱水が終わらない(自動修正運転)/洗濯機の寿命と部品交換

この記事について
本記事はシャープのメーカーのサービス資料(当店が正規取扱店として閲覧しているもの)のうち、ES-12X1サービスマニュアル「エラーコードリスト」「トラブルシューティング」、ES-PW11K・ES-GV10Lサービスマニュアル「異常表示」、サービスインフォメーションQRS-521(2026年4月発行・ES-12X1代)・QRS-524(2026年5月発行・ES-PW11D代)と、ES-12X1取扱説明書・ES-8XS1取扱説明書、シャープ公式Q&A(145971・155008・162836・155012・155090)を当店で確認のうえ、お客様向けにかみ砕いて執筆しています。表示の番号と意味、対処のしかたは機種により異なります。対象機種・対応方法は資料の改訂により変わることがあります。

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