年末年始の帰省や旅行で、数日間家を空けることになった――。出発前に「冷蔵庫のコンセントは抜くべき?」「洗濯機は何かしておく?」と迷う方は多く、よくいただくご相談です。結論から言うと、数日の留守なら冷蔵庫の電源はそのまま、寒波が心配なら洗濯機は水栓を閉めて水抜き、録画機の電源プラグは抜かない。この3つを押さえれば大きな失敗は防げます。シャープ公式の情報をもとに、家電ごとに整理します。
まず結論|「数日の留守」と「長期間使わない」は分けて考える
シャープの取扱説明書や公式Q&Aには「長期間使わないとき」の手順が載っています。ただし、これは長く使わない場合を想定した手順で、数日の留守にそのまま当てはめるものかどうかは公式には明記されていません。そこで、数日の帰省・旅行を前提に当店がおすすめする目安をまとめました。
- 冷蔵庫:電源は入れたまま。傷みやすい食品を減らしてから出かける
- 洗濯機:寒波の予報が出ていたら、水栓を閉めてホースと本体の水を抜く
- レコーダー・録画機能付きテレビ:電源プラグは抜かない。予約とHDDの残りを確認
- 加湿器・加湿空気清浄機:タンクとトレーの水を捨ててから出かける
- エアコン:運転が止まっているか、タイマー予約が残っていないかを確認
冷蔵庫|電源は入れたまま、中身を減らして出かける
シャープ公式Q&A「長期間つかわないときは?」では、製氷皿を空にする(自動製氷機のある機種)→電源プラグ・アースを抜く→庫内を掃除して2〜3日ドアを開けて乾かすという手順が案内されています。においやカビを抑えるための手順で、食品をすべて出して空にすることが前提です。
数日の留守で食品が入っている状態のまま電源を切ると、中の食品が傷んでしまいます。逆に、空にして電源を切るなら上の「乾かす」手順まで必要になります。数日であれば電源は入れたままにしておき、傷みやすい食品を先に使い切っておくのが現実的です。
- 自動製氷の給水タンク:例:SJ-PF47Aの取扱説明書では、給水タンクの水は1週間を目安に入れ替えるよう案内されています。また、長く貯めた氷には食品のにおいが移ることがあるとされています。帰宅後はタンクの水を入れ替え、においが気になる氷は捨てましょう(機種により異なります)
- 製氷の「停止」:同じくSJ-PF47Aのように、操作パネルで製氷を止められる機種もあります。出発前に止めておくのも一つの方法です
- 留守中の停電が心配な方:停電から復旧したときの動きは 冷蔵庫の「停電モード」 で解説しています
給水タンクのお手入れや、タンク・浄水フィルターだけのお取り寄せについては 冷蔵庫の給水タンクの洗い方 をご覧ください。
洗濯機|寒波の予報が出ていたら「水栓を閉めて水抜き」
冬の留守で一番困るのが、留守中の冷え込みで水栓やホースが凍り、帰宅しても給水できないケースです。シャープ公式Q&A「水道から給水できません」では、凍結を防ぐ方法として次の手順が案内されています。
- 水栓(蛇口)を閉める
- 給水ホース・ふろ水ホースを外し、ホースの中の水を抜く
- ドラム式は、水受けを用意して糸くずフィルターのお手入れの要領で本体内の水を抜く(抜いたあとは、水漏れしないよう糸くずフィルターのつまみをしっかり締める)
例:ES-X12C(ドラム式)の取扱説明書にも、同じ流れの「凍結を防ぐために」という項目があります。水抜きのやり方は機種で違うため、お手元の取扱説明書もあわせてご確認ください。引越し時の水抜きと手順が近いので、洗濯機の水抜きのやり方 も参考になります。
高知でも、山間部や寒波の夜は冷え込みます。屋外やベランダに洗濯機を置いているご家庭は特に気をつけてください。水栓を閉めておけば、留守中に万一ホースの継ぎ目がゆるんでも水が出続けないという安心にもつながります。
💡もし凍ってしまったら:公式Q&Aでは、水栓や本体の接続部は温めた蒸しタオルで包む、給水ホース・ふろ水ホースは約40℃のお湯につける、本体内部は約40℃のお湯を2〜3L洗濯槽に入れて10分ほど置く、と案内されています。50℃以上の熱いお湯は、プラスチックやゴム部品が変形するため使わないでください。
解凍しても水が出ないときは、給水が出ない・遅いときの確認ポイント へ。
レコーダー・録画機能付きテレビ|電源プラグは抜かない
年末年始は特番の予約が増える時期です。雷などが心配で「全部のコンセントを抜いていこう」と考える方もいますが、レコーダーや録画機能付きテレビの電源プラグを抜くと、予約録画は実行されません。出発前に次の点を確認しておきましょう。
- 予約の一覧:録りたい番組が入っているか。特番は放送時間が変わりやすいので要注意
- HDDの残り:例:2B-C20ET1では、HDDの残量不足を「通知センター」で知らせる仕組みがあります。留守中の録画分が入るか確認を
予約録画が失敗しやすいパターンは 「録画されてない!」を防ぐ4つの確認 で詳しくまとめています。
加湿器・エアコン・そのほか
- 加湿空気清浄機:例:KI-NX75の取扱説明書では、加湿機能を使わないときはタンクの水を捨てること、タンクとトレーの水は定期的に新しい水道水と入れ替えることが案内されています。数日置いた水はそのまま使わず、捨ててから出かけましょう。帰宅後の再開のしかたは 加湿を使い始める前の「1回」 が参考になります
- エアコン:運転が止まっているか、タイマー予約が残っていないかを確認します。取扱説明書(例:AY-J22EE7ほかJ-EE7シリーズ)には「長期間使用しない場合は電源プラグを抜く」とあります(ほこりがたまって発熱するのを防ぐため)。専用コンセントは高い位置にあることが多いので、抜く場合は無理な姿勢にならないよう足場に気をつけてください
- 帰宅前に部屋を暖めたい:無線LAN対応の機種なら、スマートフォンから暖房を入れられる場合があります → COCORO HOMEアプリ入門
- 炊飯器・電気ポットなどの保温:保温は切り、中身を空にしてから出かけましょう
帰宅したら確認すること
- 冷蔵庫:庫内がふだんどおり冷えているか。製氷タンクの水を入れ替える
- 洗濯機:給水ホースをしっかり取り付け、水栓を開ける。最初の運転は継ぎ目から水漏れがないか近くで様子を見る → 給水ホースのつなぎ目から水漏れするとき
- ドラム式:水抜きで外した糸くずフィルターが締まっているか → 糸くずフィルターからの水漏れ
- レコーダー:予約がきちんと録画されているか
「帰ってきたら家電の調子がおかしい」というときは、型番と症状を添えてご相談ください。設定の問題か故障かの切り分けからお手伝いします。
関連コラム
冷蔵庫の「停電モード」とは/洗濯機の水抜きのやり方/予約録画が失敗する原因/エアコンの入・切タイマーの使い方/加湿を使い始める前に/洗濯機が凍って水が出ない時の解凍法
本記事はシャープ公式Q&A「長期間つかわないときは?」(冷蔵庫・Q&A番号131235)、「水道から給水できません」(洗濯機・Q&A番号135836)、および取扱説明書(冷蔵庫SJ-PF47A、ドラム式洗濯乾燥機ES-X12C、ブルーレイレコーダー2B-C20ET1、加湿空気清浄機KI-NX75、エアコンAY-J22EE7ほかJ-EE7シリーズ)の記載を当店で確認のうえ執筆しています。公式の「長期間使わないとき」の手順は長期向けのもので、数日の留守についての目安は当店の考え方です。操作方法や機能の有無は機種により異なります。
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